姉夫婦のおめでたのお祝いに、
父が近所のお気に入りのケーキ屋さんで
小さいながらもホールのケーキを注文していたそうです。
が、あらかじめお店の方に、
それを6等分しておくように頼んでおいたのだとか。えーえええー!
わざわざ注文して、ホールで買うのに!?
だったら、バラで5切れとか6切れとか買うのと変わんないじゃん!
ホールのまんまでみんなで見て「ワァ〜〜〜」とか何とか
やりたいがためのホールでしょ?
パン屋で食パン買うのとは違うんだからさぁ……。
「うちで切ったら、くっちゃくちゃになってまうがや」
とは父の弁ですが、何かもう、どう突っ込んだらいいのか……。
まぁ、確かにそうなんだけどさぁ……。
と、ここまでは昨夜のうちに聞いていた話。
今日は帰りが遅くなったので、夕食に来ていた姉夫婦とも会えなかったのですが、
母によると、父の話どおり、ケーキはほんとうにカットされていたそうです。
そして、ひとつずつ周囲にフィルムを巻いたものを
もとのかたちに丸く並べ直して、ぐるっとリボンが結ばれた状態で
箱に入っていたらしい。ほおお〜。
お店の方も、変な注文する客だと思っただろうに、
こんなに誠意ある対応をして下さって……(ほろり)。
そして、さすがはプロなだけあって、ケーキの断面は美しかったです。
うん、確かに、家庭用のナイフと技術では、
生クリームやスポンジは、こんなにスパッと切れないよね。
あ、そういえば、ホールのケーキだから、
何か上にメッセージが書かれているのかなぁ、とか、
いろいろ予想をしていたのですが、そういうのはなかったです。
「祝 懐妊」とかでかでかと書かれていたりするんじゃないの、とか、
1切れずつ「お」「め」「で」「と」「う」「☆」とか
書かれてたりするんじゃないの、とか、
あれこれ考えていたのですが。なぁんだ。
しかし、よっぽどうれしかったんですね、父。
姉は、今がいちばんしんどい時期のようで、ちょっと心配です。
先はまだまだ長いので、どうか、最後まで無事に乗り切ってくれますように。