震災から半年。
もう半年、という思いと、まだ半年、という思いが半々な気分です。
原発事故の件は、少しでも収束に向かいつつあるのか
それとも悪化しているのか、正直なところ、私にはよくわからなくて、
あの日で時が止まったままのような、不思議な感覚が続いています。
その一方で、私自身の日常生活は
少なくとも表面上は、あれから大きな変化はしていないように思う。
節電ムードが高まって、あちこちで照明が控えめになったりしたけれど、
多少の暗さにはすぐに慣れたし、クーラーはもとから苦手で使っていないし。
そしてまた、被害の大きかった東北は
現在の私にはあまりなじみのない地域でもあり、
映像や写真で伝わってくる現地の惨状を受け止めきれなくて、
未だに信じられないような、もうずっと遠い昔の話のような、
どうしてもそんなふうに考えてしまっている自分もいます。
でも、TVをつけたら、あの日の大津波を検証する番組をやっていて、
そのまま引き込まれるように最後まで見続けてしまいました。
間一髪で逃げ切った人たちの生々しい証言や
ケータイやハンディカメラで撮られた映像の数々が、
ほんとうに、ものすごかった。
水の力は、素晴らしいけれど、恐ろしい。
こないだの台風もそうだし、
全国的にはどれくらい知られているのかはわかりませんが
2000年の東海豪雨も、記憶に新しいです。
あの時の私自身は、学校の近くの道路が冠水してバスが遅れて
ちょっと遅刻した程度ですみましたが、
友人知人が、避難したり大変な目に遭ったりしているので……。
台風シーズンは、まだまだ続くだろうけれど、
せめて、今年はもう、大きな被害は出ないですみますように。