「夏目友人帳」の10巻と11巻を読みました。
今回も、いいお話でした。うう。
夏目少年は、ほんとうに、強くまあるく成長しているなぁ。
この変化が、頼もしくもあり、何故だか少し淋しくもあり。
この物語はいつも、どのエピソードも
切なさを感じさせるものが多いと思うのですが、
今回は特にその印象が強かったです。
村崎ちゃんとか、幼い頃の貴志の記憶とか。
あと、夏目・田沼・タキのトリオはすごくいいと思った。
「つかなくていい嘘はつくな」って
夏目にとっては泣けるほどうれしくて優しい言葉だったろうな。
これまで読んできた中では、11巻は山場というか節目というか
物語の中で1つのポイントとなるものがつまっていると思います。
お気に入りは、11巻収録の蔵掃除の、というか
小さい妖(あやかし)さんたちと慎一郎さんのエピソード。
家の中に封印されていた妖、とか
「古くて大きなお屋敷」とか「蔵」とか
なかなかにホラー成分高めですが、最後はほろりときました。
こういうの、好きなんだよねぇ。