仕事中にラジオから緊急地震速報が流れました。
実は、本番を直に耳にするのは、これが初めて。
ラジオにいちばん近い席にいる先輩が、音量を上げつつ
「速報、出てます」とラジオが聞き取りにくい席の方にもアナウンス。
先日の反省をふまえ、朝からあれこれイメージトレーニングに励んでいた私は
すぐにストーブの火を消し、お湯がたっぷりのやかんを下ろしました。
ささいなことですが、ちょっとは成長できたよ!
そして、膝掛けを折り畳んで防災頭巾代わりに頭に載っけて
とにかくこの部屋からは出ないと……! とみんなを見回してみたら
あれ? 机に潜るでもなく逃げるでもなく
椅子に腰掛けたまま何もしていない人がほとんどなんですけど……?
「(速報の)エリアがよくわかんないんですけど」
「でも10秒とか30秒とか言いますけどね」
とか何とか、普通にしゃべってて、えええ、みんなどうして何もしないの!?
「でっ、出ませんかっ。出ますよっ」と声をかけて
私と、11日にも外に出た先輩と、パートの方の計3人のみ
すたたたー、と外に出たのですが、
他の方の冷静すぎる反応にちょっとびっくり。
結局、そのまま外にいても揺れを感じなかったので
恐る恐る部屋に戻ったのですが、
残っていたみんなは冷静に仕事を続けていて
すごいなぁ、というか、大丈夫なの!? と複雑な気持ちになりました。
だって、震源が近いと、速報の直後に大揺れする可能性だってあるんだよね?
すぐに行動を起こさないと、せっかくの速報がもったいないことになるよ?
まぁ、自分の行動も、周りを気にしてもじもじしながらだったので
すごい揺れがもし実際に来ていたら、逃げ遅れていたと思うのですが。
何事もなかったのに、11日と同様、
仕事を再開してからもしばらくは膝から下が
がくがくぶるぶる震えっぱなしで
しばらくは貧乏揺すりみたいな状態になってしまいました。ぶるぶる。
思っていた以上に緊張しちゃったみたいで。ぶるぶる。
やー、でも、もう、逆にこれで覚悟がついたかも。
今後、こんなふうに速報が流れたら、
自分ひとりでもさっさと行動しないとだめなんだ。
誤報だったり、大した揺れが来なくても、
それはそれで、抜き打ちの避難訓練になって、有意義だと思う。
うちの職場みたいな、老朽化していたり構造に不安のあるビルの場合
机の下に潜るのと外に出るのと
どちらが確実な対策なのか、実はよくわかりませんが。
あと、イメージトレーニング、重要だね。
まだまだ余震は油断できないし
東海大地震はいつ起きてもおかしくないと聞くし
「とっさの時の冷静な行動&判断」がもともと苦手な自分を鍛えるために、
しばらくこれを続けてみようと思います。