「相棒　劇場版2　警視庁占拠！特命係の一番長い夜」

昨日は「相棒　劇場版2　警視庁占拠！特命係の一番長い夜」を鑑賞してきたのでした。
いやーーー……、一晩たてば少しは冷静になれるかと思いきや、
それでもまだまだ余韻に浸りきっています。
「劇場版は見に行かないわ」と言っていた母に
帰宅してすぐネタバレも含めていろいろぶちまけるつもりでしたが、
「やっぱり行こうと思うの、1000円だし」と言い出したので（シニアはいいよね〜）
おくちにチャック状態なのが辛い……！
母はネタバレをあまり気にしていないし
「どうだった？　言っちゃっていいわよ」と聞きたがってもくれていますが
心の準備ができていないままあの展開を目の当たりにした
今のこの私と同じ気持ちを味わってほしいので、黙っておきます。

そんなこんなで、前置きが長くなりましたが
以下にはネタバレが含まれますので
これから見に行く予定の方はご注意下さいませ。

やー、もう、ねぇ、最後のあの展開にはあまりにもびっくりしすぎて
「え、ちょっ……、は？　は？　あれ？　何これ？
　ええええうそうそやだやだ小野田さんあはははは！」
と衝撃のあまり笑いがこみ上げてくるほどでした。
CMで小野田さんがやたらと出るようになって
「あ〜、官房長、狙われたりするのかなー、そろそろ引退かなー」
という程度の予想はしていましたが、
まさか死んじゃうなんて聞いてないよー！
しかも、この劇場版のエピソードで生まれた怨恨がきっかけだなんて！
もっともっと、「そういえばそんな事件があったねぇ」くらいの
古くて長い恨みつらみが語られるならともかく、えええー。
というか、小野田さんは「相棒」のラスボスだと思っていたのにー。
小野田さんが刺されたくらいで死んじゃうだなんて、信じられないよ。
最後のシーンは病室で、奇跡的に一命を取り留めていたりするんでしょ？
死んだと思わせて驚かせといて実は生きてた、なんて、
よくある手だよねあははははー！
とか思ってましたよ。うわああ。

今回、相棒フリークのあい♪さんと一緒にお出かけしたのですが
これで6回目の鑑賞というあい♪さんから
「season 9（←現在放映中）には官房長出てないでしょ？
　今回の映画は、season 8 と season 9 の間のお話、ってことになってるの」
と帰り道に教えて頂きました。
時系列で整理すると、
「season 8」→「season 9 第9話『予兆』」→「劇場版2」
　→「season 9 第1~8話、10話〜」、
という感じになるみたい。
おおー、そうだったのかー！

……と、最後の小野田ショックがあまりにも大きすぎて
その他の感想がスコーンと抜けてしまったのですが、
全体的に、うん、見応え十分のいい作品でした。
組織内部の闇に迫る、といった内容で
見終えた後の爽快感は正直あまり得られないのだけれど。
前の「劇場版1」（マラソン大会の話）は
スケールは大きいものの、濃さや重さといった点では
個人的にはそれほど満足感はなかったのですよね。
だから、今回も、まぁ、そんなものかな、と油断していました。
でも、違ったねぇ。
小野田さんの件を差し引いても、劇場公開する価値が、意味があるなぁ、
などと思ってしまった（上から目線でごめんなさい）。

ああ、でも、この感想はどうやらスタッフの思惑どおりのようですよ。
「劇場版1」は、シリーズ初心者にも配慮したつくりになっていて、
「相棒」をもっと広く知ってもらおう、というのが目標でもあったみたい。
でも、今回の「2」は、長年のファンにも納得のいく作品を、
と練られた内容になっていて、結果、ああいうことになったのだとか。
（これらも、あい♪さん情報です）（ありがとうございましたー！）
ほおおお、なーるほどー！

えーと、うーんと、もう少しいろいろ思い出してメモっとこう。
（すー……はー……すー……はー……）（深呼吸）

……あっ、そうそう、
神戸くんとラムネの人のサービスシーンがありました！
ちょっとどきどきした（いろいろな意味で）。
右京さんのロープのシーンは番宣で知っていたけれど、
やっぱりおもしろくて笑ってしまいました。
陣川くんもいいなぁ、キャッシュコーナーでの鑑識さんとのやりとりが
すごく楽しかったです。
このへんのシーンを見ている時は平和でしたね……（遠い目……）。

ああっ、ぼんやりしていると小野田ショックにひきずられてしまうー！
えーと、うーんと、ゲストキャラ2人もよかったですよ。
小西真奈美はきれいだなぁ。
モールス信号は、最初から「もしかして……」と気付いていたので
「ああ、やっぱりね」と思いました。
トリオ・ザ・捜一は、今回活躍の場がほとんどなくて残念。
そうそう、忘れちゃいけない見所のひとつは中園参事官のお辞儀。
「おつかれさまでした！！」。

ふー、しばらくは何度も思い出しつつ過ごしてしまいそうだなぁ……。
TVのも今期のはすでに折り返し地点を過ぎていますが
シリーズ中に小野田さんの件を明らかにするはずだと思うので、
そのあたりをどうするのか、
淋しさとわくわくが半々な気持ちで待つこととします。