「わんだふるぷりきゅあ!」(第36話:特別なワンダフル!)

 2024/10/06 Sun

エンタメ

テレビ 「わんだふるぷりきゅあ!」

ここ数年、プリッキュアーの感想は、
レギュラーメンバーがひととおり揃った頃と、
新戦士加入&後期EDに切り替わった頃と、
最終話まで視聴してからの総評くらいしかメモしていなかったのですが、
今日の、ものすごーくよかったなぁ……。

悟くんがいろはちゃんのことを好きで、
いろはちゃんも悟くんを、異性としては意識していないものの、
大好きで頼りにしていることは、
第1話から丁寧に描かれていたので、ずっと応援していました。
でも、過去作ではこういう場合、「現状維持」にとどめておかれることも多くて、
今回もそんな感じで済まされるかも、と思っていたのです。
だから、例えばいろはちゃんが
「私も悟くんのこと(友達として)大好きだよ!」って軽く返して、
「まだ恋がわかっていない女の子」としてこの件が片付けられるのでは、
という予想もしていました。

だから、こんなふうに一歩進める展開を見せてもらえたのはちょっと意外で、
でも、とてもうれしかったです。
作画も気合いが入っていたし、突然の告白にパニックになったりもしつつ、
自分自身の心にもちゃんと向き合ういろはちゃん、可愛いなぁ、いい子だなぁ。
悟くんも、メエメエのうっかり発言に焦って
「今のは冗談だから!」とか言ってごまかしたりはせず、
改めてきちんと伝えるあたり、めちゃくちゃかっこいいな、と思いました。

あと、共通の友人として盛り上がりすぎているまゆちゃんが、とても好き。
コンビという意味では、悟まゆも大好きです。
あと、ユキちゃん。
当初は「まゆ以外はどうでもいい」という態度丸出しで、
今でも究極的にはそれが変わっていないと思われる彼女も、
本人の意志でいろはちゃんにアドバイスをしていましたよね。
「まゆの『悟いろ推し』に付き合ってあげている」、だけではなくて。
何というか、こう、あとで思い返すとじーんときちゃったな……!

別に、プリキュアというシリーズに恋愛要素が必須とは思っていないし、
両想いやカップル成立だけを重要視しているわけではないですよ。
片想いも無自覚両想いも、見ている分には微笑ましいし、
過去作にちらほら登場した、実らなかった恋とか別離とか、
そういうのもみんな懐かしいし、女の子たち、キラキラしていたから。

でも、悟くんのかっこよさとか、いろはちゃんの素直さとか、
周りのみんなの優しさや温かさが、今回、溢れていて、とてもよかったです。
作画だけじゃなくて、脚本とか、
お声を担当されているみなさまのお力でもあるよね。
はぁ、朝からいいものを見させてもらいました。満足。

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桜衣淑乃(SAKURAI Yoshino)
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