「3月のライオン(17)」を読みました。
今回の収録エピソードは、将棋パートと食べもの(あかりさん)パートで
わりとパキッと分かれていたのですが、どちらもとても濃くてよかったです。
二階堂と桐山くんのキャッキャウフフが、大変可愛らしくていいですねぇ。
普通とは少し違う子ども時代を過ごした2人が、
ただの仲良しの男の子たちとして笑い合っていたり、
真剣勝負をしながらも相手を思いやっていたり。
私は相変わらず将棋の詳しいルールは把握していないままですが、
描写のおもしろさもあって、雰囲気はとてもわかりやすくて、
のめり込んでしまいます。
それにしても、あかりさんはすごいなぁ。
「料理が得意」というだけなら、現実世界でもそう珍しくはないし、
もちろんそれ自体で素晴らしい長所ですが、
「その場その時に応じて、相手が喜ぶものを用意できる」というのは、
客商売として最大の武器だよね。
あかりさんはそれを無自覚にできているのは、
あのおじいちゃんもそうだけれど、
お母さんやおばあちゃんもそういう人だったんだろうなぁ、と思います。