タイトルが何となく気になって見始めた、「後宮の烏」。
(「鳥(とり)」ではなくて「烏(からす)」です)
録ったままになっていた最終回をやっと見ました。
ちょっとダークな中華ファンタジーで、
烏妃(うひ)の発祥その他、設定的に少々重い部分もあったりしますが、
雰囲気はけっこう好みだったなぁ。
後宮の奥でひっそりと暮らしていた寿雪(じゅせつ)が
少しずつ人と触れ合って心を通わせていく様子とか、
皇帝・高峻(こうしゅん)に餌付けされているところとか、
見ていてほっとしたり微笑ましく感じるところも多かったです。
あと、こういう中華ファンタジーなエンタメを楽しんでいる時、
学生の頃に「中国文学」を選択しておいてよかったなぁ、と思ったりします。
そんなに深く学んだわけではないし、
この「後宮の烏」やその他の映像作品でも
それほど前知識が必要になることはないけれど、
「幽鬼」とか「科挙」とか、下地となる世界観をひととおり知ることができて、
行間を深読みしたりする楽しみが得られた、というか。
それはともかく、今回アニメ化されたのは原作7巻のうちの2巻までとのことで、
またいつか、続きが見られたらいいなぁ、と思っています。
のんびり待っていよう。