録画したまま長いこと眠らせていた「博士の愛した数式」をようやく鑑賞。
おもしろかったぁ〜。
派手さはない、穏やかで淡々とした物語ですが、
胸にスッと染み込んでくるような、温かい映画でした。
博士は、最初はもしかしてものすごく気難しい人なのかな、
とも思っていましたが、そうではなくて、ものすごーくロマンチストでしたね。
数学者というよりも哲学者のような雰囲気で、素敵でした。
あと、私の母のとある知人の娘さんも
交通事故の後遺症で記憶障害が起きてしまったと聞いているので、
この作品はフィクションだけれど
博士の描写から、ちょっとその様子を想像したりもしました。
義理のお姉さんは、博士と家政婦さん親子が仲良くなっていくのが
不安で淋しかったりもしたんだろうなぁ。
もちろん、博士をあちこち連れ出したり体調まで崩したりさせて
純粋に心配だったり怒りもあったりしだのだろうけれど。
最終的には、彼女も同じ輪の中に入って過ごすようになっていて、
よかったなぁ、と思いました。