放映されてからも遅れて録画を鑑賞してからも、だいぶ日が経ってしまいましたが、
「マギアレコード」の完結編を見届けたのでした。
でも、第2期からだいぶ間が空いた上に4話一挙放送だったので、
いまいち自分の中で消化できなかったというか、理解が追いついていない感じ……。
もともと私がまどマギについてはライトなファンであるということと、
このアニメの原作でもあるゲーム版については無知なのが原因だろうけれど。
ただ、でも、これ、ゲーム版ともだいぶ違うらしいですね。
展開とか、結末とか。
ゲームの方ではもう少し救いのあるラストだったっぽい……?
個人的には、黒江さんの存在とか、そのキャラクターというか、
「環さんみたいにはなれない自分が嫌い」っていうのが、
すごく重くて苦しくて、でも、わかる気もするなぁ、と思いました。
いろはちゃん、まっすぐすぎて、
魔法少女としては大したことがないらしいのにメンタルが強くて、
周りにいる者としては憧れが跳ね返って自己嫌悪になってしまう、という……。
黒江さん、魔女化しちゃったけれど、
それは彼女自身にとっては解放でもあったと思うから、
見ているこちらとしては複雑な気持ち……。
そうそう、いろはちゃん、ういちゃんだけではなくて
灯花ちゃんやねむちゃんにとってもお姉ちゃんでもあったんだよね。
妹3人いたわけだから、そりゃあ、年上のやちよさんと接していても
不思議なくらいお姉ちゃんっぽさが溢れているわけだよねぇ。
それから、回想シーンだったかに出てきた、3人の妹ちゃんたちが
「自分たちが死んでも、ウワサが残れば思い出してもらえる」(要約)
と言った時のいろはちゃんのリアクションが印象的でした。
はっとして、一瞬言葉に詰まって、でも、笑顔で
「私も一緒に作らせて」(うろ覚え)って。
「そんなこと言っちゃダメだよ!」とか、否定するんじゃなくて、
妹たちのやりたいことを暖かく包んでくれるような感じが、
ああ、お姉ちゃんだなぁ、母性だなぁ、って。
少なくともアニメ版を見た限りでは
「めでたしめでたし」と心の底から言えるような
「わかりやすいハッピーエンド」ではなかったけれど、
わからないなりにも惹きつけられるものの多いお話でした。