朝、いつものことながら「きゃんっ☆ ちこくちこくぅ!」と家を飛び出して
エレベーターで下に降りたら、死角から老婦人が現れて、一瞬本気でびっくり。
「!? お、おはようございまーす!」とあいさつをして駅へ向かおうとしたら、
「あのー」と声をかけられました。
「はい?」っと振り返ると、
シニアがよく持っているような小さなカート(っていうのかな?)に
可燃ゴミと資源ゴミが1袋ずつ積まれていることに気づきました。
「今日ってゴミの日じゃなかったですか?」と聞かれたので
今日はどっちでもないのに、と思いつつそれぞれの回収曜日をお教えして、
「最近引っ越してらしたんですか?」と聞いたのですが、
「ううん。年寄りだで、わからん」って。
うーん……。
見たところ、身なりは小ぎれいな感じだし、
ゴミの仕分けもちゃんとしてあるっぽかったけれど、
もしかして認知症になりかけ、とか?
でも、ゴミ置き場にも曜日の表示は出ているし……、
あ、そうじゃなくて、今日が何日かわからなくなった、とか?
「管理事務所に聞いたら、きっと詳しく教えてもらえますよ!」と話して、
その場ではお別れしたのですが、
もしかしたら、事務所がどこにあるか、電話番号の調べ方とかもわからないかも……。
もしかしたら、おうちの中、出し損ねたゴミ袋でいっぱいなのかも……。
こういうの、いつかの未来の自分の姿かも……。
エレベーターホールでお会いしたので、広い意味ではご近所の方だとは思うのですが、
初対面ながらもいろいろと思いを馳せてしまったのでした。