先日録っておいた「マロナの幻想的な物語り」 を鑑賞。
前情報は何も持たず、
「Eテレでやるくらいだから期待できそう」という軽い気持ちだったのですが、
「あっ、これ、もしかして辛い話? 私が見ても大丈夫?」
と冒頭からそわそわして、実際、これは……、辛いね。うっうっ……。
子犬のマロナが主人公で、彼女が命を落とすところから話が始まって、
その一生を振り返る、という構成のアニメーションです。
独特な作風の絵画を動かした、みたいな個性的な画面で、
「まどか☆マギカ」のあの魔女たちのような雰囲気で、若干の狂気も感じさせて、
マロナの飼い主も、最初のあの人はともかく後の2人は
彼らなりに事情があるとしても捨てたり飽きたりして、
あああ、もう、生き物飼うなら最後まで責任持ちゃーよ!!!!(名古屋弁)
とイライラして、ハラハラして、すごく苦しくなりました。
マロナは最初のあの人の側に居続けた方がよかったんじゃないのかなぁ。
たとえ、彼の生き方や仕事の選択肢を狭めてしまったとしても、
自分から去っていくなんて、しなくてよかったんだよ。
もしかしたら、彼もいずれは後の2人みたいになったかもしれないけれど……。
でも、彼、マロナを探すポスター、作ってたよね?
2人目の飼い主の車で移動する時、ちらっと映ったよね?
マロナの声は、のんさんがあてているのだけれど、
いわゆるアニメ声とかではないし、
マスコットキャラ的ではなく、1人の女性としてマロナを演じているので、
彼女の心の叫びとかが、こう、胸に突き刺さる感じでした。
見ていて楽しい作品ではなく、夢に出そうな画面の連続で、
終始、不安感に包まれながらも一気に見てしまいました。
でも、あんまり気軽に他人様にはおすすめできない感じ……。
とにかく、もう、生き物を安易に飼っちゃダメ! 絶対!