「海賊王女」

まぁまぁ楽しく視聴していた「海賊王女」が、先日で最終回でした。
でも、うーん、ラスト2話で急にえっらいファンタジー寄りの展開になって、
「んんん？？　お、おおおお？？」という感想になってしまったなぁ。
最近のアニメは1クールでとりあえず締めちゃうのがほとんどだから、
制作側も苦労しているのかもしれないけれど……。

放映前にちらっと公式サイトを見た時は、
フェナがこんなに元気でよくしゃべるキャラクターだとは思いませんでした。
だから、第1話を見てびっくり。
序盤は特に、全体的な雰囲気も予想よりかなり明るめ＆軽めで意外でしたが、
個人的にはとっつきやすくて好みでした。

謎のアイテム（石版？）とかジャンヌ・ダルクとか草薙の剣とか
サムライとか海賊etc.、
トキメキ＆ワクワク要素を目一杯盛り込んでいて、
そこらへんは賛否両論があったようですが、
私は昔のオリジナルアニメ（←原作付きではない、という意味）や
同じくちょっと古めの少女漫画を読んでいるような気持ちになって、
懐かしいような気もして楽しめました。
冒険ファンタジーなラブコメだと思っていたので、
別に歴史設定とかはあんまり、うん、そんなに……。

……んだけれども、巫女とか世界の命運を決めるとか、
突然すごいことになって、気持ちとアタマがついていかないまま
とりあえずはハッピーエンドかなぁ、というラストになって、ぽかーん……。

あほな質問かも知れないけれど、まず、フェナが黒髪になったのは何で？
私は黒髪スキーだし黒髪フェナも可愛いんだけれど、あれには意味があるの？
あっ、もう巫女じゃなくなった、ってこと？
でも、ヘレナは銀髪のまま死んでいったんだよね？　あれ？？
あと、女海賊さんたち生きてたんだ！？　とか、
アベル＆ヘレナ、もう生まれ変わってんの！？　とか、
いろいろと、謎がいっぱいだ！

うーん、もしかして、フェナが記憶を失い巫女としての役目を終えた代わりに、
彼女を方舟まで導くために「利用」されて命を落とした人たちは救済された、
みたいな感じ、でしょうか？

あっ、そういえば、タイトルの「海賊王女」の「王女」はちゃんと証明されたけれど、
「海賊」要素は？　あの女海賊さんたちだけ？
当初は彼女たちと共闘する展開を予想していたので、
そんなこともないまま撃沈されていてけっこう驚いてしまったのですが。
もしかして、最後にお宝をみんなで持ち帰ったことを指しているんでしょうか。

……と、あちこちモヤッと感が残るアニメではありましたが、
キャラクターの絵柄や動き、そして音楽はとてもきれいでした。
このキャラをもっと、2クールとかでちゃんと生かしてあげてほしかったなぁ、
というのが正直な感想です。
まぁ、でも、ラスト、雪丸とフェナが幸せそうだったから、いいか！