お借りしたままなかなか読む余裕がなかった「鬼灯の冷徹(30&31)」を
ようやく楽しむことができました。
この31巻で完結ということで淋しさも少しはあるものの、
稀有で興味深いタイプの漫画だったなぁ、としみじみ思います。
作者さんの幅広く深い知識と
それを個性豊かなキャラクターや物語に昇華していくセンスは
ほんとうに素晴らしいですよねぇ。
各巻表紙や各話扉絵などからも、
作者さんのキャラクターに対する愛情や
「とにかく描きたい! 描くことが好き!」という情熱があふれていて、
すごいなぁ、と素敵だなぁ、と思っていました。
この2巻の中のエピソードでは、
檎ちゃん&ミキちゃんのお話が特に印象的でした。
あと、シロはいつもアホで可愛いなぁ、とか、
スカーレット、いい子だなぁ、とか、
ああ、もう、お別れなんだなぁ……。
でも、彼らはいつも、これからも、
ずっとあんなふうに楽しく地獄で暮らしているんだろうな、
と感じられるラストで、よかったです。
楽しい漫画をありがとうございました〜!