BSで再放送していた「蒼穹のファフナー」が、先日で最終回でした。
「タイトルだけは聞いたことあるなぁ」くらいの軽い気持ちで見始めて、
思っていたよりもずっとシリアスなお話でどうしようと思いつつ、
結局完走してしまいました。
しばらく録りためている間にちょこっと調べてみたりもして、
「トラウマアニメ」とも言われていて警戒していましたが、
うん、いろいろと辛い描写もありましたねぇ。
あと、「途中から脚本家が変わっておもしろくなる」という意見もあって、
確かに、特殊な設定の嵐で最初のうちはついていくのに必死だったけれど
(というか、最後までにちゃんと理解できていたかも自信ない)、
半ばを過ぎた頃にふと、子どもたちが急に血の通ったキャラに思えてきて、
確かに脚本家が変わっていて、
脚本って大事だなぁ、と思いました(作文調)。
具体的には、真矢ちゃんのデータ改ざん発覚のあたりとか、
総士に対する一騎の「おまえ、不器用なんだな……」とか、
それまではただ物語を見守っていたけれど
ちょっとフフッと笑えたりもして。
「大人がちゃんとしてるエヴァ」という比喩も目にしていましたが、
ああ、うん、なるほどねぇ。
(いや、ミサトさんたちもがんばってたと思いますけどね、私は)
親子が何組も出てくるし、いろいろな家族愛も出てくるし、
ダメな大人も時々いるけれど
親世代も子世代も懸命に戦っているので、そこはよかったかも。
(身内同士の過剰な対立は見ていて疲れちゃうことも多いので、
どちらかというと苦手なのです)
ただ、自分がすっかり歳を取ってしまった分、
少年少女が戦い続けてどんどん犠牲になっていくこの設定やお話は
やっぱりちょっとしんどくて、
それでも、最後まで見届けようと思って視聴を続けていたのですよ。
最後には、この子たちも、もう戦いから解放されると信じて。
でも、これ、続編もあったのォォ!?
この子たち、まだ戦い続けるのォォ!?
ていうか、まだ新作が制作され続けてるんだ? すごいね!
でもでも、ええ〜……。
ま、まぁ、この無印(と言っていいのかな)は
完全に続編を意識したラストになっているし、
その続編(「EXODUS」)も再放送が始まったので、録ってはいますよ。
でも、あんまり辛かったらどうしようかな。うう……。
あっ、キャラでは真矢ちゃんが好きです。
普段はどちらかというとぽやんとした喋りなのに
パイロットとして戦っている時は声のトーンが下がって
ちょっと冷たい感じになっちゃうところもイイ!
あと、スナイパーとしての腕前にも惚れました。かっこいい!
それから、キャラでは衛も印象的だったなぁ。
あんなモブみたいなキャラデザなのに(ごめん)、
まさかあんな死に方……うっうっ……(涙)。
翔子ちゃんの時は、ちょっと自己陶酔っぽくて
そんなに感動とか泣けたりとかはしなかったのですが(ごめん)、
彼の時はショックでした……。
そういえば、この子たちのパイロットスーツはすごいデザインですね!
機械やら端子やらに接続するという設定上の理由があるとはいえ、
側面の肌色部分が多すぎやしませんか。
裸エプロンとかびんぼっちゃまみたいだわよ!
(いや、こっちはちゃんと背中側にもあるけどさぁ……)
あと、体型のごまかしようがないので
絶対にコスプレしたくないですね、っていうかできないですね、これ。
そうそう、彼らの敵の総称(?)は「フェストゥム」というのですが、
これ、言いにくいな! ふぇ、ふぇすとぅむ……!
そうだ、OPもかっこいい曲ですねぇ。
昔、大勢でカラオケに行くとたいてい誰かが歌っていた
「♪僕等は目指した Shangri-La〜」って、これのOPだったのかぁぁ!
難しい曲だけれど、上手に歌えたら気持ちいいだろうなぁ。
あとは……、あっ、これ、監督が羽原さんなんですよね。
私にとっては「ソーマの泉の作監の人」というイメージなのですが
(業界の知識がシュラト時代で止まっておりますので……)、
監督業もされていたのですね! おお!