先日録っておいた「クイール」を鑑賞。
2004年に公開の作品で、
「盲導犬クイールの一生」という写真集が原作とのことです。
原作のこのタイトルだけはずっと昔から知っていたのと、
わんこをたくさん見られるなら、というのが動機でした。
作中で悲しいお別れやクイール自身の死も描かれるのですが、
過剰にドラマチックに盛り上げたりしないで
全体的に穏やかに淡々と描かれているのが
個人的には見やすくてよかったなぁ。
その分、しみじみと余韻に浸ったりもしていました。
あと、期待どおりにわんこ、しかもにラブラドールがたくさん出てきて、
ラブちゃん好きにはとても満たされました。
可愛いよね、ラブ。
そうそう、ずっと昔の学生時代の話ですが、
盲導犬の訓練センターへ見学に行ったことがあります。
「訓練を受けても、全ての犬が盲導犬となるわけではない」
という厳しい現実をその時に初めて知りました。
駅前なんかで、盲導犬育成のための募金活動が行われているのを
目にしたことがある方も多いと思いますが、
そういったイベントに参加しているわんこたちは
「盲導犬としてデビューできなかったけれど、性格の穏やかな犬」
もしくは「引退した盲導犬」だそうですよ。
(最近の事情は、また違うかもしれませんが)
見かける度に「がんばったんだなぁ、えらいなぁ」と
頭をなでなでしたくなります。
もちろん、そういう時の彼らはお仕事中なので、
邪魔をしないように、見守るだけでぐっと我慢するけれど。