先日Eテレでやっていた「劇場版 若おかみは小学生!」を鑑賞。
もっと、こう、明るく楽しいちびっこ向け映画だと思っていたら
設定とか展開とかけっこう重くて、びっくり……。
ええと、以下はネタバレを含んだ雑感メモですが、よろしいでしょうか……。
もう、冒頭からして大変だったよね。
「えっ、こういうお話なんだ……?」って。
まぁ、そういう経緯がなければ小学生がいきなり若女将になるなんて
ないんだろうけれども。
悲しみを受け止めたり乗り越えたりする方法は
人それぞれではあるものの、
この作品の主人公のおっこちゃん(織子ちゃん)は
両親との突然の別れを受け止めきれないまま、
転居&転校、さらには旅館でのお仕事などなど
環境の激しい変化にさらされて、
見ているこちらが心配になってしまいました。
あ、いやいや、物語としては、基本、明るめ楽しげではあるし、
実際、ウリ坊とか美陽(みよ)ちゃんとか鈴鬼(すずき)とか
可愛いキャラクターも登場して、画面はにぎやかなのですが。
でも、おっこちゃんがいい子すぎて、がんばり屋さんで、
「これは……いつか爆発するぞ……、っていうか、しないとダメだぞ……」
とハラハラしつつも見る羽目になって、何というか、心が忙しかったです。
ラストのあたりで、その「爆発」イベントがあるにはあったのですが、
それでも、おっこちゃん、ぐっとこらえてしまって、
あああ、もっと、暴れてもいいのよ!?
相手を憎んでしまっても、仕方ないのよ!?
と思ってしまったのでした。はぁ。
それはそれとして、グローリーさんが美しかっこよくて好きです。
これからもおっこちゃんをあちこちへ連れ回して可愛がってあげて下さい……!