BSプレミアムにて放映の「令和元年版 怪談牡丹燈籠」を鑑賞。
全4話の連続ドラマでした。
あんまり怖かったりキモチワルイ描写があったりしたら
あきらめてすぐにやめよう、
と思っていたのですが、大丈夫でした!
あっ、でも、
「いちばん怖いのは幽霊じゃなくて人間」というのも強く感じたなぁ……。
「牡丹燈籠」については、
魔夜峰央版(? パタリロのコミックスに同時収録されていた)を読んだだけで、
実は詳しいことはよく知らないままでした。
今回のドラマ版がきっかけで、有名な(?)
「男のもとに、幽霊になった女が毎晩訪ねてくる」
というのはほんの序盤のエピソードで、
全体としては敵討ちの物語だということを初めて知りました。
そうだったのかー!
そして、見終えてから少しググってさらに知ったのですが、
今回のドラマ版でも、終盤はかなり端折っているみたいです。
そうか、もう、完璧に、孝助が主人公の「因果応報譚」なのね。
このお話には悪い人間もたくさん登場するけれど、
彼らのそんなところがリアリティにも繋がっているし
それぞれに報いを受けたりしているし、
後味の悪さとかはなくて、最後は
「孝助……、がんばったね……」という気持ちになりました。
ああ、でも、あのラストの微笑みは
安堵なのか疲労なのか達成感なのか……。
その後の彼が平穏に生きてくれているといいのだけれども、
原作の設定だと、その後もしばらく引きずりそうだよなぁ……。
でもでも、いいドラマでした。