自宅から最寄り駅までの道の途中に、
昭和の時代で時が止まったままのような、小ぢんまりとした靴屋さん……、
というか「履物屋さん」といった風情の商店がありました。
私が朝と帰りに通りかかる時はシャッターが降りたままなのがほとんどで、
たまに開いている時は、並べられたサンダルや子ども用の靴のレトロ感に
いつも懐かしさを感じていました。
が、先週末、朝から小振りの重機がお店の脇で待機しているのを発見。
シャッターが開いた状態のお店は、私にとっては久しぶりだったのですが、
「店ジマイ 半ガク」の貼り紙に気付いて
「おお、そうかぁ……」と勝手にしみじみとしてしまいました。
そして、今朝。
そのお店があった場所は、すっかり更地になっていました。
うわー、もう、なぁんにもなーい!
解体業者さん、仕事はやーい!
まぁ、お店の奥の自宅スペースを合わせても
広さとしては大したことがないけれど、
なくなるのはあっという間なんだなぁ……。
一度も入ったことのないお店だけれど、
私がこの地に引っ越してきてからずーっと変わらずに存在していたので、
やっぱりちょっとだけ、淋しい気持ちです。