母近況:持病の誤診判明

 2017/08/12 Sat

家族

家族 私の母は「心房中隔欠損症」という病気です。
心臓の4つの部屋の一部に穴があって、
酸素いっぱいのきれいな血と
二酸化炭素の多い疲れた血が混ざってしまうために
心臓に負担がかかるなどの弊害が出るそうです。

……と聞かされていたのですが、
先日の健康診断にて、それが誤診だったことが判明。えーえええー!!

ただし、心臓に病気があること自体は変わらなくて、
心臓の血管の一部が太いために肺が高血圧になる病気、とのことです。
正式な病名は、今日はうちに来た母が手ぶらだったのでよくわからなかったけれど。
そ、そ、そうなのか……。

話を聞くと、先日両親が健康診断に行ったのは
昨年オープンしたばかりのピカピカのクリニックで、
機材も最新鋭のものばかりだったらしいのですよね。
(ちなみに、私が先日、胸部CTスキャンを受けたのもこちら)
んで、普段、健康診断を受けると不整脈があったりして
「要精密検査」と出る場合がほとんどだけれど、
「持病があるから当然だし、いいわ」と母は放置していたそうで(コラーッ!)。
でも、今回初めて受けたそのクリニックの結果報告書は
異常な数値等が出た点についてものすごーく細かく書かれていて、
ちょっと感銘を受けて、
「まぁ、せっかくだし行ってみようか」と再び足を運んだのだとか。
そして、CTか何かの結果、正しい病名が判明したそうです。

母によると、昔はレントゲンなどの画像があまり鮮明ではなく、
それだけで判断するのは難しかったらしいです。
また、当時、いわゆるセカンドオピニオンというか
2つの大きな病院で検査してもらっていたので、
母も家族も疑うことなく信じ込んでいたそうで。
まぁ、そうだよね……。

それが、半世紀の間に医療や機材が進歩して、
くっきりはっきり鮮明な画像で診断ができるようになった、って。
そして、担当医には
「心房中隔欠損症なら、まず、そのお歳まで生きていられることは稀です」
と言われたそうです。あらー。

やー、でも、まぁ、うん、実は私もうっすらと
「心臓に奇形があるって聞いてるけど、うちのお母さん、元気だよな〜」
とは思ってたのよねぇ。
手術をしたわけでもないのに、今でも早朝ウォーキングやってるし、
一時期はエアロビとか水中ウォーキング(めっちゃ有酸素運動)にも精を出していたし、
もう少し若い頃はぎっくり腰で時々寝込んでいたけれど
それは心臓とは関係ないし、
結婚前には自然気胸で何度かぶっ倒れて救急車で運ばれたって聞いたけど
それも心臓とはあんまり関係なさそうだし、
そもそもの心臓の病気が、軽症ってことなのかなぁ、って。

少女の頃に最初の診断を受けた時は、
「二十歳まで生きられない」「結婚できない」「子どもなんて産めない」
と言われて、将来を悲観してお風呂でこっそり泣いたという母ですが、
根が楽観的なのもあり、開き直ったそうで
話を聞く限りではなかなか充実した青春時代を過ごしたようなので、
それは救いではあるのだけれども。
そして、それまで体育は見学が多かった母を
「運動ができんのは、やったことがないからだ」
と父がスパルタ式に鍛えて(自転車であちこちへ遠征)、
その結果、すっかり頑丈になってしまい
「運動、たーのしー!」とスイッチが入って
ジムに通っちゃったりする現在の母につながるわけですが、
何だかもう、ねぇ、よかったけれど、ポカーンとしてしまう……。

ただ、先生曰く、今回判明した病気についても
息切れなどの症状が出るはずなのに、それがなくて、
「そうですか……?」と不思議がられたそうです。
でも、出たとしても、薬で治療できるので、心配しなくていいそうで。
そうかぁ、それなら、よかったなぁ。ほっ。

そんなこんなで、再検査の時の担当医が母の主治医となったそうです。
このお方、院長かつ関連医院のトップという大先生で、
「説明がわかりやすいし丁寧だし、
 パソコン何台も使って画像出してくれて、すごいのよ〜」
とハイテク好きの母が喜んでいます。

いやー、それにしても、年明けから病気関連でいろいろあったけれど、
今回のこの母の件が、いちばんのびっくりだわぁ。

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