少し前に連続放映されたハリポタ映画の録画をちみちみと消化し続けて、
世間に遅れること5年、ようやく完走しましたよ。
原作は未読のままですが、記念に雑感をちょろりとメモ。
ネタバレも含まれますので、これから原作や映画を楽しみたいという方は
お気を付け下さいね〜。
今回鑑賞したのは、後半4作である
- 「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」
- 「ハリー・ポッターと謎のプリンス」
- 「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」
- 「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」
前半4作を鑑賞した時にも感じたけれど、
私にとってはファンタジーというよりもホラー寄りの物語だったなぁ、と。
けっこうバンバン人が死ぬし、死に方とかも怖いし。
この作品についてほとんど知らなかった頃は、
「魔法」というキーワードから、
もっと楽しい・明るいイメージを勝手に膨らませていました。
例えるなら、まほプリの魔法界編のような、あの感じ。
でも、そんなキュアップ・ラパパ感は皆無でしたね。
あ、いや、ほんとに最初の頃とか、
たまーに、わくわくするシーンはありましたが。
それと、映画を見ただけでは少しわからないところもあって、
ちょこちょことググって補完したりもしました。
ハリーちゃんの想い人が
いつの間にかロンちゃんの妹さんに変わっていて、んんん? とか、
「スネイプ先生の守護霊が牝鹿(=ハリーちゃんのお母さんと一緒)」
というのが、どうして
「リリー(=ハリーちゃんのお母さん)を今でも愛している」
ということの証になるのか、とか。
前者については、原作ではハリーちゃんの心境が
もう少し丁寧に描写されているみたいですね。
後者については、守護霊の姿かたちは変化することがあって、
スネイプ先生のリリーへの愛によって、リリーのものと同じ牝鹿になった、
ということらしいです。
そういうの、原作未読な観客のためにちゃんと説明してくれよー、わかんないよー、
と思ったけれど、
単に自分が見逃したり理解できなかっただけという可能性もあるので、
あんまり文句は言えないなぁ。
そうそう、スネイプ先生は、1作目からずっと
ハリーちゃんの敵なのか味方なのかわからんなぁ、と思っていたら
二重スパイという設定だったのね。なるほどねぇ。
それから、後半4作で一番悲しかったシーンは
ドビーが死んでしまうところです。めそ。
エピローグとしてパパママになった彼らが登場した時は、びっくりしたなぁ。
全く予期していなかったので、「えっ、19年後!?」って。
作者自身は、物語完結後の主な登場人物について
わりと具体的で詳細な設定を公開しているみたいで、
ファンからすると、それってどうなんだろう、とちらりと思ったりもしました。
自分が妄想族な二次創作者だからなのか、
このシリーズに関しては、現時点では
ファンと自称できるほどのめり込んではいないからなのか……。
やー、でも、作者としては、決めているなら言っちゃいたいだろうしなぁ、
ファンとしては知りたいだろうしなぁ、
でもでも、続編や番外編等で明かしていくならともかく、
情報だけを公開するっていうのは
物語を完全には読者に委ねさせない、っていう、窮屈さを感じてしまいました。
どういう経緯で発表されたかはよく知らないし、
あくまで個人の感想なのですが。
つらつら書いてしまいましたが、
映画そのものはおもしろかったし、楽しめましたよ。
結末を知った上で、もう一度、最初から見直したり原作を読んだりすれば、
たぶん新たな発見があるんだろうな、と思っています。