名駅にて

 2015/06/13 Sat

メモ

メモ 名駅のバス停で並んでいる時に
同じくバス待ちをしている2人連れのおばちゃん……、
いや、もうおばあちゃんって言ってもいいかな、のお1人に声を掛けられました。

「このバスってどこ行きなの」から始まって、
「(名駅付近は)高いビルばっかり建っちゃって怖い」
「何でこんなに人が多いの」
「レストランもどこも混んでて、いーっぱい並んでた」
「空いてるとこに入って麻婆丼食べたら、高いのにまずくて半分残した」
「幼稚園くらいの男の子が麻婆丼食べてた。
 今の子は小さいうちからそんなもん食べて、口が肥えて大変だ。
 将来いっぱい稼がないかん」
「暑くてたまらん」etc.
次から次へと出てきて、は、はぁ、そうでしたかぁ〜……。

いろいろ腹立たしかったんだろうな、と思って
適当に相槌を打ちつつ聞いていたら、
とりあえず気がすんだのか、今度は話題が私に移って
「どこに住んでみえるの」
「お子さん何人?」
「年は? 結婚してるでしょ。独身? お給料いくら?」
「結婚も子どもも、もうそろそろアレでしょ」etc.
これも次から次へと、いや、あの、えーと、あああ〜……。
適当にぼかしつつやり過ごしましたが、つ、疲れた……がっくり……。
先に私が乗るバスが来てくれて、ほんとうに助かりました。

ていうかさぁ……、
高いビルがいっぱい建って、確かに下から見るとちょっと怖いけど、
私はそれより、古い木造家屋とか、そういうのの密集地の方が怖いよ。
耐火性とか耐震性とか、最新の基準で建てられたものの方が安心だわよ。
名駅前なんだから人が多いのは当たり前なの。
休日のお昼時のレストラン街なんて、混むのは当たり前なの。
空いてるお店っていうのは、ハズレの可能性だってあるの。
麻婆の件は、最初は
「小さい子に、あんな刺激物(香辛料の多い食べ物)を……」
っていう意味かと思ったら、違ったのね。
小さいうちからおいしいもの食べられて、幸せじゃないですか。
おいしいもの食べたくてがんばって働いて稼ぐ、っていうの、アリだと思うよ。
っていうか、そのレストランの麻婆丼、おいしくなかったんでしょ?
だったら問題ないんじゃないスか?
あと、夏は暑いものなの。
梅雨の時期は身体も慣れていないし、特に蒸し暑く感じるものなの。
各自で日傘やら帽子やらで対策するよりしょうがないの。
あと私、暑さに対してはかなり耐性があるみたいで(単に鈍いのかもしれませんが)
この程度の蒸し暑さには全く動じないので、
そういう文句には共感できなくてごめんなさいね。

私個人に対するあれこれは、別にどうでもいいのですが、
会ったばかりで、しかもこの先、二度と会うことがないかもしれない相手に
よくこんなに食い付いてくれるなぁ、とむしろ尊敬すらしてしまうよ。
たまにこういう人と遭遇すると、
自分がいかに他人に興味が薄いか、改めて実感させられます。

はっ、そうだ、年を聞かれた時
「いくつに見えますゥ〜?」って聞き返してみればよかった!
年は素直に言っちゃったんだけど、すごくびっくりされて、
上に見られていたのか下に見られていたのか、
他人様の正直なご意見を知りたいお年頃なのです。どきどき。

あっ、そういえば、あの2人連れのもうお1人は
ほとんどしゃべらないままだったけれど、
あの人はいつも聞き役をしている……というか、させられているのかな。
もしそうだったら、ちょっと可哀想です。

そんなあれこれを母に話したら、
「自分のことを聞かれても、答えないようにしなさいね。
 特に、バス停だと、集まる人は大体同じだし、
 どこで誰が聞いているかわからないでしょ」
と心配されました。
ああー、そうねぇ……、気を付けます。

ちなみに、母は母で、
スーパーで知らないおばあちゃんによく声を掛けられるそうです。
「この野菜、初めて買ったけど、どう料理したらいいかねぇ」とか、
「ほにゃららとふにゃらら、どっちがおいしいかねぇ」とか。
何だろう、何かそういう遺伝子を引き継いでしまったんでしょうか。
いや、別に、困ることばかりではなくて、
今までにも何度か、素敵なおばあちゃんにお会いしたことがあるけれど、
今日みたいにお連れの方がいらっしゃる時は
その人とお話しすればいいのでは、と思いますよ。ぐったり。

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桜衣淑乃(SAKURAI Yoshino)
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