「かぐや姫の物語」

 2015/03/18 Wed

エンタメ

映画

先日録っておいた「かぐや姫の物語」を
連続テレビ小説か!と突っ込まれそうなくらい細切れにして鑑賞終了。
ただ、ちょっとわからないところがあったのでネットをぶらぶらしていたら、
予想外のところで「相棒」(今期最終回)のネタバレに遭遇してしまい、
あばば、あばばば。
ええー、予告でそれっぽいこと流れていたけれど、
そんな結末なのォォォ!?
ていうか、そりゃ確かに放送終了後だけれど、
そんな、さらっとズバッと書かれているなんて、あばば、あばばば。

いや、でも、まぁ、うん、結末がわかっていても
おもしろいものはおもしろいよね。
そういう点では、この「かぐや姫〜」も一緒です。
(無理矢理繋げてみました)(キリッ)
日本人なら誰でも知っている竹取物語を
どんなふうにアニメ化したのか興味があって、
でも、劇場公開時は見逃してしまっていたので、
こうして見る機会を得られてよかったです。
というわけで、以下にちょろりと感想をメモしておきます。
ネタバレというほど大袈裟なものはありませんが、
これから見る予定の方はご注意下さいね〜。

原作(原典)では具体的に述べられていない
「姫の犯した罪と罰。」(キャッチコピー)について、
どんなふうに描かれるのかな、というのが実は最大の関心事だったのですが、
この映画の中でも、具体的には明示されていませんでした。
その代わり、見た人それぞれが自由に解釈できるように
おぼろげなヒントがあちこちにちりばめられているような感じ。

私が最初に自分なりに推測していたのは、
  • 「罰」は、地球に降ろされて、
    鳥・虫・獣・草・木・花、そして人間として輪廻転生していくこと?
  • 「罪」は、地球から帰ってきた天女(羽衣伝説の天女様?)の歌を
    聞いてしまったこと、もしくは聞いて心を動かされたこと?
………というものでした。
罰はわかるのだけれど、罪がよくわからない。
でも、月の都の人たちにとって、地球(現世)というのは
とにかく「穢れ」であり醜く愚かしいもの、のようなので、
もしかしたら天女様と会った(?)こと自体が「罪」なのかなぁ。
(天女は、地球に降りたばかりか、その地の男と交わったので(諸説あるけれど)、
 月の人たちからするととんでもない「穢れ」で接触することすら禁忌、とか?)

で、月の人にとっては、姫に与えたその「罰」は
当然、姫を苦しめて「罪」を悔いることになるはずで、
「姫が、心の底から帰りたいと願った時」が
「姫の『罰』を終える時」なのだから、
翁や媼との別れを悲しむ姫の気持ちが、まるでわからなかったんだろうな、と思う。

「罰」のはずなのに、姫は、
地球での暮らしや人々や生き物に愛着を持ってしまった。
たぶん、鳥とか虫とか獣として生きていた時も
人生(ヒトじゃないけど)をエンジョイしていたのではないかなぁ、と。
月では、笑ったり怒ったり泣いたり、そういう
心の動き、自由な感情そのものが否定されているような、
そんな感じがするので、
そういう心を煩わせるものばかりのこの世で
実際、つらい経験を何度もしながら、何故、月に帰ることを拒むのか、
さっぱり理解できなかったんだろうな、あの使者たちは。

ほわんほわんとそんな感じのことを考えていたけれど
やっぱりもう少し明確な「解」がほしくて、
ネットでいろいろ検索して、今、いろんな人たちの感想や考察を見ています。
おもしろいなぁ! おもしろいねぇ!
そして、考えれば考えるほど、わからなくなっていきますねぇ……。
まぁいいや、このほわんほわんとした印象を、
焦らず、もう少し抱いたままでいよう。

そういう、謎解きっぽいことはさておき、
思い付くままに軽めの感想を垂れ流していくと……、
まずは、タッチが独特で映像も美しくて
アニメーションの表現の自由さを再確認させられた作品でした。
あと、姫が可愛い。小さい頃なんて特に愛らしい。
めろめろになっちゃう翁の気持ちもわかる。
捨丸にいちゃんは、最初は好きだったけれど、
妻子ある身で姫と逃げようとしたあたりで私の中では株がダダ下がりです。
あっ、女童(めのわらわ)が可愛い。パタリロ〜!
あのまま豆こけしにでもしたらいいのに、出てないんですか?
そうそう、蓮華草の小鉢を持ってきた人が御簾の中に迫ってきた時
姫の代わりに座っていたのは、あの殿方の奥さんだったのですね。
最初は媼が身代わりになって撃退(……)したのかと思ったけれど、
あの時、媼は後ろにいたので、
女童が化粧したのか? と引っ掛かっていたのでした。
ちょっとすっきりした。
あとは……、月からの迎えが来た時、
キョンシーのポーズですすすすすーっと移動していく姫の姿は
怖いやらおかしいやら、でしたねぇ。
そして、あの童歌(わらべうた)がすごく好きです。
きれいで怖くて哀しくて。
お迎えの曲も、姫や翁たちの気持ちと真逆で賑やかで楽しげなのが
ますます哀しくて、響いてきます。
久石譲はずるいよ、聞いているだけでぶわっときちゃう。

この映画、またいつか、間を置いて見てみたいな。
その時は、もしかしたらまた違う何かを感じられるかもしれないです。

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