本屋さんでふと視界に飛び込んできた「日本人なら知っておきたい日本文学」が
そのまま最後まで立ち読みを続けてしまいそうなくらい
読みやすくておもしろかったので、購入。
「日本人の知らない日本語」の蛇蔵さん&海野凪子さんコンビによる、
コミック&エッセイ本です。
「ヤマトタケルから兼好まで、人物で読む古典」というサブタイトルが示すように、
日本文学史上の有名な作品とその作者について
初心者でも取っ付きやすいように紹介されています。
(ヤマトタケルのみ番外編で、「作者」ではなく「登場人物」ですが)
古典に詳しい方にとっては
もしかしたら内容が薄く感じられるかもしれないけれど、
知識の薄っぺらな私には興味深かったり初めて知るエピソードも多くて、
今さらながら、原典をきちんと読んでみたいな、という気持ちにさせられました。
蛇蔵さんの、すっきりとディフォルメされた絵柄がとても好きです。
こういう、文学作品が誕生するまでの過程を
大河ドラマで扱ってもおもしろそうなのになぁ、とも思ったり。
資料が少なすぎて、難しいのかなぁ。