以前録っておいた「ファンタスティック・プラネット」を鑑賞。
1973年の、フランスとチェコスロヴァキアの合作アニメーション映画です。
ちなみに、日本公開は1985年とのこと。
タイトルだけは聞いたことがあったけれど、こういうお話だったのねぇ。
どこかの惑星が舞台で、
ハンギョドン(サンリオのキャラクター)みたいな人型異星人と、
彼らからすると小動物や虫くらいに小さなサイズの、人間っぽい種族が登場します。
人間(仮)は彼らに飼われたり、あるいは駆除されたりする対象だけれど、
あることがきっかけで、その勢力の対立の構図に変化が起きていきます。
最終的に、地球誕生というか、地球での人類の歴史の始まりに繋がるような
意外なオチがあって、おおー、と思いました。
最近の日本の一般的なアニメとは違って、
イラストをそのまま動かしたような作風で、
出てくる動物や植物が見慣れないものばかりで独特でした。
怖いのと気持ち悪いのの一歩手前のような、すごいバランス。
台詞はあるものの、必要最低限に抑えられていて、
映像と音楽のみで、その個性的な世界観をずっと表現している感じ。
ものすごくおもしろい、というわけではないけれど、
言葉にできないような、強い印象を残す作品です。
今でも何だか、その余韻から抜けられません。ふわぁ〜……。