先日録っておいた「ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん」を鑑賞。
2015年の、フランス&デンマークの共同製作アニメーションです。
舞台は19世紀のロシアで、
北極点を目指したまま消息を絶った祖父を探して
貴族のお嬢様であるヒロイン・サーシャが大冒険する物語。
まずはとにかく、絵的なインパクトがすごい。
主線なしで、どのシーンも切り取ってポスターにできそうな、
おしゃれでかっこよくて独特な印象。
素朴なんだけど力強くて、きれいです。
……が、しかし、寒がりな私には見ていて辛いシーンが多くて、
感情移入するよりも先にいちいち
「寒そう……」「寒いんだろうな……」「氷……」と考えてしまって、……。
あと、登場人物みんなが優しかったり親切だったりするわけではなく、
船を失い食料も乏しくなっていく中、荒んでいく船員のみなさんとか、
出発前にも貴族階級ならではの悩み(政略結婚計画)とか、
わりとシビアな描写もされているので、大人向けな内容かもしれないなぁ。
そもそも、サーシャも、タフで賢いけれど周りを巻き込みすぎるし。
まぁ、巻き込まないと旅立てなかったわけだけれども。
でも、最後はハッピーエンドでよかったです。
しかし、ほんとうに寒そうでしたよね。ぶるぶる。