先日録っておいた「サカサマのパテマ」を鑑賞。
2013年公開の作品とのことですが
それほどメジャーではないように思われるので、
以下、ネタバレを含みますがよろしいでしょうか〜。
重力が反転した2つの世界で生まれ育った少年少女が出会い、
世界の真理に辿り着く(?)、といった物語で、
パートごとに画面もくるっと180°回転するのが印象的でした。
途中、エイジの世界の偉い人(名前何だっけ)(あ、イザムラさんか)(←ググった)が
「何故、私を選ばない……!」とか何とか憤っていたあたりで
これってもしかして、と思い始めたのですが、
つまり、実はエイジたちの世界の方が重力が反転していた、
ってことでいいんです……よね……?
作中ではわかりやすい解説を入れたりはしていなかったので
ちょっと自信がないのだけれど、
エイジ&パテマが昇って行って(落ちて行って)
エイジのお父さんの気球(?)が見つかったあの場所が
「エイジの世界の、作り物の空(実際は地の底)」で、
物語のラストで見上げたあの青空が本物の空、
っていうことです……よね……?
この事実を、両者の世界のどちらも知らなかった(伏せられていた?)というのが
ちょっと謎なのだけれど、
過去に事故を起こして重力を反転させてしまった人たち(パテマ側)が
その罪の重さから口をつぐんだ、とか?
あと、被害を受けて重力が反転してしまった人たち(エイジ側)は、
自分たちこそが真の人類と思い込もうとして
徹底した管理社会を築いて過去を隠蔽した、……みたいな?
たぶん、そういう説明はなるべく省いて
重力が相反するエイジ&パテマの動きに集中できるようにしたのかな、
とも思うのですが、あれー、ちょっと自信なくなってきたぞ……。
でも、2人とも、すごく勇気ある冒険をしたよね。
いつか、重力が統一されるのか
それとも2つの世界が並存していくのかはわからないけれど、
見ていてとても不思議な感覚を味わえたのはよかったです。