谷川史子の「清々(さやさや)と(1)」。
お嬢様学校が舞台の読み切り連作短編集。
一応の主人公は、高等部から入学してきた清(さや)ですが、
彼女を軸に、そこの卒業生で現在は英語科担当の教師の葛藤や
校長先生の若かりし頃の思い出なども描かれています。
あと、清ちゃんは同級生に告白されたりもするけれど
とっても淡ーい百合なので
そういうのがちょっと苦手という方でも大丈夫だと思う。
ところで、本八幡先生と後城先生は
もしかして今後、いい仲になったりするのかしら。
何となく、お似合いのカップルになりそうな予感です。
小学生の時に読んだ「乙女のテーマ」で
絵柄と物語の雰囲気にすっかり惚れ込んで以来、
谷川史子の新刊は、見かける度に脊髄反射で購読しています。
最近は「少女漫画」ではない作品も多く描かれているけれど
この「清々と」は、作者の本領発揮という気がする。
表紙の清ちゃんの笑顔が大好き。
もともと青が好きなので、この爽やかさもお気に入りです。