少し前に録っておいた「日日是好日(にちにちこれこうじつ)」を鑑賞。
HDDの肥やしになりかけていたけれど、
録っておいてよかったなぁ、いい映画だったなぁ。
茶道がテーマで、ふとしたきっかけでそれを習うことになった女性を
黒木華ちゃんが演じています。
一緒に習ういとこが多部未華子ちゃんで、茶道の先生が樹木希林。
登場人物の数は少ないし、
何かドラマチックな展開が起きたりもしないし、
淡々とした描写が続くけれど、
典子(ヒロイン)が茶道を続けることで変化していく様子が、
とても丁寧に写し取られている感じ。
この、典子ちゃんが、素直ですごくいいんだよね。
私も新しいことを学ぶのに一苦労するタイプなので、
夏場の茶道にやっと慣れたと思ったら、
いろいろ全然違うらしい冬場の茶道に切り替えなくてはいけなくて、
軽くショックを受けたような、内心憮然としちゃうようなところとか、
ああー、わかるぅ! と思ってしまいました。
優秀な妹弟子(高校生ちゃん)の登場にちょっぴり焦りを感じたり、とかね。
タイトルにもなっている「日日是好日」は、
もともと禅の言葉らしいのですが、
茶道を通して、自然や世界に対しての理解を深めていって、
典子ちゃんも自分らしい生き方を見つけていきます。
派手さはないけれど、ささやかな勇気を分けてもらえるような作品でした。
あ、そうそう、作中に素敵な和菓子がいろいろ登場したのも、
個人的にはとてもポイントが高いです。
和菓子って、花とか気候とか、その季節の美しさを表したものも多いから、
実はそれ自体もタイトルの意味に近い……と言えなくもない、かも?
(直訳的には「日日是好日=毎日どんな日でも良い日」)
実は私も、小学生の時に学校のクラブ活動で、
ほんの少しだけ茶道を習ったことがあります。
今思うと、「茶道」というより「ごく基本的な和室のマナー講座」で、
お抹茶を点てたりはしなかったのですが、
たまにお茶菓子が出ることもあって、うれしかったなぁ。
この映画の序盤では、かなり詳しく茶道の手順が紹介されていて、
「そうか、ちゃんと習うとこんなに細かいルールがあるんだ……!」
と正直びっくりしてしまいましたが、
所作の美しさが身に付くのなら、むしろ今こそ習うべきでは、
とも思ったりしたのでした。
